原因が思い当たらないけど何となく眠れない、という夜ってたまにありますよね。
私も大人になってからはすぐに寝つけるようになりましたが、翌日に出かける予定などがあり楽しみで興奮していたり、外出せず運動量が少なめの時には時間がかかることがあります。
というわけで今日は、中医学から見た不眠のタイプとおすすめのツボ押しについて一緒に考えて見ようと思います!西洋医学的な原因については次回お話ししますね。
中医学から見た不眠のタイプは主に4つあります。漢字が多くてなんだこりゃ…って感じですよね。詳しく説明していきます。
- 痰熱(たんねつ)タイプ
- 肝火(かんか)タイプ
- 心腎不交(しんじんふこう)タイプ
- 心脾両虚(しんぴりょうきょ)タイプ
寝つきが悪く目が覚めやすい、よく夢を見る、胸がつかえる感じ 「痰熱(たんねつ)タイプ」
意外に思われるかもしれませんが、このタイプの不眠の原因は乱れた食生活や暴飲暴食です。
消化しきれない余分な水分が老廃物として体にたまると「痰(たん)」とになると考えられ、集まり熱を持つと痰熱になります。それが睡眠に必要な安らかな精神(心)の安定をさまたげ、眠りが浅くなり夜中によく目覚めたりしてしまいます。
イライラして寝つけない、頭痛がする、横になっていられない 「肝火(かんか)タイプ」
ストレスや悩みがあり怒りなどがおさまらず、布団に入ってもあれこれ考えてしまうことで眠りに必要な心の働きが妨げられてしまうタイプです。
本来人が眠るには心も体もリラックスする必要があるのですが、ストレスや悩みや怒りで興奮状態になってしまい逆に目が覚めてしまう状態が「肝火タイプ」の不眠なのです。
寝てもすぐに目が覚める、手足がほてる、寝汗をかく 「心腎不交(しんじんふこう)タイプ」
過労やストレスなどで腎の働きが弱まったため起こる不眠のタイプです。中医学の考えで腎と心は互いに関係が深いのですが、過労やストレスで腎の働きが弱まってしまうと心を制御出来なくなってしまい、眠るために必要な心の働きをさまたげてしまいます。 動悸や頭のふらつき、寝汗をかくのもこのタイプの不眠に見られる特徴です。
眠気はあるのになかなか寝つけない、身体がだるい、不安感がある 「心脾両虚(しんぴりょうきょ)タイプ」
心労や考えすぎにより脾と心の働きが弱まり起こる不眠のタイプです。 眠いのに不安があるため寝つけない、動悸やだるさ、食欲がないなどの症状も見られることがあります。
これまでにあげた原因を振り返ってみて、不眠を予防するためには何をしたら良さそうでしょうか。毎日の養生としては、疲れをためすぎず上手にリラックスする、寝る前の2~3時間前までには考え事や仕事を終わらせておき、布団に入ってからあれこれ考えなくても良いようにする、などが考えられそうですね。
私の場合はなるべく昼間にたっぷり体を動かしておく、がっつり昼寝をしない、という方法が効果があります(^^)人によって効果は違うと思いますので、皆さんご自分にあった不眠対策養生法を取り入れてみてくださいね!
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