【中年女性に多い股関節の痛み】ツボ押し、減量、体操などで改善しよう！

最近何となく左の股関節が痛い…。無意識に左に体重をかけることが多いからかなとのんびりしてたら、ある日歩いていると「グギッ」と捻挫っぽい痛みが。

あわてて「股関節　中年女性」で検索すると、色んなサイトがヒットしました。
なぜ”中年女性”というワードで検索したかというと、私の友人にも「最近股関節が超～痛いんだけど！」と悩んでる子がいるからで、もしかして年齢の問題もあるんじゃない？と考えたからです。

調べてみると、股関節が痛いのは関節の中の軟骨がすり減っている場合が多くて、ひどくなると軟骨がギザギザになる、さらにすり減って隙間が狭くなる、最後には軟骨が無くなって関節が動かなくなり手術、という経過をたどることがわかりました。

手術とはつまり「人工骨頭置換術」です。今は一昔前よりも長持ちする人工骨頭が開発されたため、約30年持つ場合もあるそうです。

「股関節の痛みを減らしたい！」痛みの日本人女性は生まれつき骨盤のくぼみが浅い

股関節痛が出やすい原因の一つに、日本人に「もともと股関節の窪みが浅い」人が多い事があげられるそうです。

太ももの骨である大腿骨がおさまる骨盤には臼蓋(きゅうがい)と呼ばれる窪みがあるのですが、日本人はこの窪みが浅い人が多く、中には臼蓋形成不全と言って、窪みがほとんど見られない人もいます。

窪みが浅いため、年齢を重ねるとともに股関節が変形しやすいのです。また最近は、激しい運動をする高齢者も増えているし、股関節に負担がかかる機会が多そうですよね。筋力を保つためにも運動は大切だし、どうしたらいいのでしょう？

「股関節の痛みを減らしたい！」片足で立つと体重の3倍の負担が股関節にかかる、歩くとなんと10倍！！

これは驚愕の事実ですが、片足で立つだけで体重の3倍もの負担が股関節にはかかっています。私が近ごろ感じていた左の股関節の痛みは体重を左にかけることが多いだけだと軽く考えていたけど、けっこうまずいんじゃ…。

さらに衝撃なのは、歩くと10倍も負担がかかること！！先週末ジョギングした私の股関節にはもう取り返しがつかないほど傷んでる？？怖すぎます。

では股関節を温存して痛みが出ないようにする方法はあるのでしょうか？

「股関節の痛みを減らしたい！」負担を減らすためにはまずやせることが大切

最も効果的なのは「体重を減らすこと」です。立ったり歩いたりなどの日常動作は減らすことができないので、まずは1kgでも減量して、股関節にかかる負担を減らしましょう。

という私も実はこの冬で体重が3kg増えています。そういえば股関節の痛みが出たのも、体重増えてからなんですよね。リバウンドしない程度に炭水化物を抑えたら1kg減りましたが、確かに痛みは減ってるような気がします。やっぱり減量は大事なんですね！

もし運動やエクササイズを続けるのが難しい人は、食事の内容や量に少し気を配ってみても良いかもしれません。

「股関節の痛みを減らしたい！」おすすめ足の突き出し運動

すでに股関節の痛みが出て立ち仕事や歩くのがつらい人には「足の突き出し運動」がおすすめです。

これは福岡和白病院リウマチ・関節症センター長の林和生先生が考案した運動療法で、荷重点（かじゅうてん）調整法というものです。「股関節の痛みの原因は、荷重がかかった時に股関節が不安定に動くことで発生し、進行していく」ことに着目し、動きを少なくして股関節の変形の進行を止めようというのがこの運動の狙いです。

この運動により手術を避けることができた人もいるそうなので、痛みのある人は是非試してみてください！