こんにちは、久しぶりのブログ更新です。
先日、本所防災館で防災体験を受けてきました。
実際に行った方から話を伺う機会があり、私も行ってみたいと思ったのが理由です。
今後30年以内に関東大震災のような首都直下型地震が起きる確率は70%。
危機感なくいまだ微々たる備えでのんきに暮らしているため、自分をやる気にさせなければ!
というわけで、受けてきた感想や気づきなどを書いていこうと思います。
どうぞよろしくお願いします。
防災館とは

防災館の正式名称は「都民防災教育センター」だそうです。
2015年完成。
パッと目に入り込んでくる建物のフォルムは、どっしりとしたピラミッドをイメージして設計されたそうです。
防災館はさまざまな災害についての知識を学べる施設で、避難要領、応急救護や初期消火を学ぶことができます。
予約が必要ですが参加費は無料。
個人だけでなく法人の研修などにも活用されているそうです。
長いこと都民として暮らしておきながらこの施設を知らず、少し恥ずかしい気持ちになりました笑
本所防災館では「都市型水害」と「暴風雨」体験ができる

都内に3ヶ所防災館があるなかで本所防災館を選んだ理由は、他の池袋や立川にはない「都市型水害と暴風雨」体験ができる施設があるからでした。
「都市型水害」体験とは近年多発する、大雨の際に地下施設や低地にいる車内など低い場所に水が流れ込むなどで起こる災害。
非常ドアや車の運転席にかかる水圧を体験でき、早めに避難する心構えや脱出方法を学ぶのが目的です。
「暴風雨」体験は、強い雨風を降らせる部屋でその激しさを体験するものです。
体験の流れ【本所防災館】
今回体験したのは水害・地震・煙・暴風雨(体験順)を含む「自然災害コース」でした。
他に消火や応急を含む「自助共助コース」や地震・煙のみの「ショートコース」などがあるので、目的に合ったコースで予約するのがおすすめです。
予約
消防庁のサイトから希望日、コース、氏名、人数などを入力し体験申請します。
この時点で予約はまだ成立しておらず、申請が通ると折り返しメールが来て予約完了しました。
当日
受付のあと、荷物などをロッカーにしまいお手洗いなどを済ませます。
指定された階へ向かい、体験が始まるのを待ちます。
夏休みの日曜日でお子さん連れの方が多く、50人ほどいたような気がしました。
20人ほどのグループに別れ、インストラクターの方に案内されて体験スタートです。
シアター
映画館のようなスペースに案内され、20分ほど映像を観ます。
お子さんが多いため、今回はアニメにすると説明がありました。
ネタバレになるため内容は伏せることにします。アニメじゃない方はどんな内容なのか、気になりました。
水害
ここで先ほどお話しした、都市型水害を体験します。
非常口と運転席の模型が用意され「水圧で開きづらくなっている」という想定です。
重さはそれぞれ10kg、20kg、30kgが選べます。
くれぐれも無理しないようにとインストラクターの方に念を押されました。
なぜ?と思ってたら、頑張りすぎてアキレス腱を切った人がいるとか!
怖くなり最低重量の10kgで挑戦。ギリギリ開きましたが、正直本気で押さないと開きませんでした。
たった10kgなのに!?とビックリ。もし水害にあいそうになったら、水位が上がってくる前に避難しようと思いました。
地震
続いて案内されたのは地震体験スペース。
インストラクターの方から地震に関する情報の説明をもらった後、数名に分かれて体験を行います。
安全のためか、小学生と大人では受けられる震度が違いました。
私の前の大人のグループは関東大震災を体験。次の私のいるグループは熊本地震でした。
熊本地震は2016年4月14日21時に起きたため、就寝中の方もいたそうです。
地震がくると分かっていても大きな揺れに心臓がバクバクしてしまい、これが寝てる時に起きるかもと考えたらとても怖かったです。
地震体験を受けた女性が私だけだったのが、少し悲しかったです笑
煙
煙体験は受けたかったもののひとつでした。
火災時は煙を吸わないよう避難するのが大切と言われていますが、普段の暮らしの中で屋内で煙を体験する機会はほどんどないと思ったからです。
短めの動画を観た後、煙の性質や対処法などを教えて頂いてから体験スタート。
立つと煙を吸ってしまうし、ひざまづいて歩くのとガラスの破片などの危険物でケガする恐れがあるということで「中腰で」進むよう指示されました。
これがなかなか難しく、非常灯を見て出口まで進むのは体力と注意力が必要なのではないかと感じました。
火災時に冷静に行動できるか不安が残りました。
暴風雨
最後は、都市型水害に続き本所防災館のみで受けられる暴風雨体験でした。
雨女なので、豪雨は災害の中で最も身近な感じが勝手にしています。
防災館ではいわゆる「バケツをひっくり返したような激しい雨」を再現できる設備があり、カッパに着替えてその部屋に入ります。
身近とは言いつつ実際に豪雨が体に降り注ぐと、息苦しさと叩きつけてくる雨粒で少なからず気分が滅入りました。
雨が止んだ後に強風が吹きますが、私は吹き出し口から遠い後ろの列にいたため、さほどつらくありませんでした。
終わりに

体験を終え、1階の売店で緊急脱出ハンマー「DASH2(ダッシュツー)」とオリジナルミニタオルを買いました。
DASH2(ダッシュツー)は、豪雨などで車に閉じ込められた時シートベルトを切るカッターと窓ガラスを割る突起がついた優れものです。
窓ガラス飛散防止フィルムや家具の固定、靴を枕元に置くなど早速気づいたことから少しずつ備えようと思いました。
ではでは!
