こんにちは!しのづかきく(@shinozukakiku)です!
私は以前、睡眠の質についてこんなツイートをしました。
【睡眠の質】
中医学では、夜のエネルギーが多いとされてるのは24時まで。
24時を過ぎると朝のエネルギーが増えていきます。
夜のエネルギーが多い時間に寝たほうが「寝た感」が得られます。
なので、24時前に寝るのと後に寝るのとでは、同じ時間でも「睡眠の質」に差がでるのです。
— きく@女性専門はりきゅう院 (@shinozukakiku) 2018年11月16日
「#早起きチャレンジ」に遅ればせながら参加している私ですが、皆さんは何のために早起きをしていますか?
「自分の時間を確保するため」「勉強や運動をするため」など、いろいろな目的があると思います。
私が早起きする目的は、「遅くても22時には寝たい」からです。
早く起きれば眠くなるのも早くなるのでは?という考えで、22時には布団に入るようになりました。
こうして「22時に寝て5時に起きる生活」を約1ヶ月続けています。
「何でそこまでして早く寝たいの?」と不思議に思う方もいると思いますが、これにはちゃんと理由があるので、今日はそれについてお話しします。
[chat face=”s_darui.png” name=”ハムスター” align=”left” border=”none” bg=”blue”]今日は中医学の話だね! [/chat]
子午流注と私たちの暮らし
上のイラストは子午流注(しごるちゅう)をあらわしたものです。
子午流注(しごるちゅう)という単語をはじめて聞いた方が多いと思いますが、中医学の考えで経絡(けいらく)が属する12の臓腑が活発に動く時間帯を干支に当てはめたものです。
24時間の時計で、いちばん上が24時、下が12時というふうに見てください。
子午流注とは、活発になる臓腑に応じて「この時間は何をしたら健康に良い」という私たちの暮らしに密着した考え方です。
子午流注と対応する臓腑
■ 寅の刻=肺(3~5時)
肝のエネルギーをうけた新鮮な血を肺が全身へまわす時間。
窓を開けて新鮮な空気を吸うとよい。
■ 卯の刻=大腸(5~7時)
肺のエネルギーをうけ、消化吸収を終えたものが体外に出る時。
この時間にしっかり排便するとよい。
■ 辰の刻=胃(7~9時)
胃に気血が集まる時。
この時間に朝食をとるとよい。
■ 巳の刻=脾(9~11時)
消化、気のめぐりが活発になる時。
この時間に散歩をすると新陳代謝が高まる。
■ 午の刻=心(11~13時)
陽がマックスになる時。
午後にそなえ無理せず少し休むとよい。
■ 未の刻=小腸(13~15時)
脾が消化したものを、小腸が吸収し栄養分とその他尿や便にわける時。
食べたものがしっかり吸収されるよう、ゆっくり過ごすとよい。
■ 申の刻=膀胱(15~17時)
膀胱が活発になり余分な水を外へだす時。
この時間の尿意は我慢しないほうがよい。
■ 酉の刻=腎(17~19時)
腎は生まれ持ったエネルギーのある所ですが、そこが活発になる時。
腎を養う食べものをとるとよい。
■ 戌の刻=心包(19~21時)
心臓を守る心包(しんぽう)が活発になる時。
少し運動すると心臓によい。
■ 亥の刻=三焦(21~23時)
全身の気血をめぐらせる三焦(さんしょう)が活発になる時。
きちんとめぐらせるため、ゆっくり過ごすとよい。
■ 子の刻=胆(23~1時)
陰の気がもっとも盛んになる時。
この時間には寝ているとよい。
消化にかかわる胆汁がもっとも作られ、この時間に起きていると消化不良になったり胆管系の疾患にかかりやすくなる。
■ 丑の刻=肝(1~3時)
肝の解毒作用がもっとも活発になる時。
この時間に起きていると、いろいろな疾患にかかりやすくなると言われている。
24時に陰の気がマックスになる「子の刻」
子の刻におとずれる「24時」に陰の気がマックスになり、それ以降は陽の気が増えていきます。
中国のことわざに、「寧舎一頓飯,不舎子時眠」という言葉があるのですが、「子の刻(23~1時)の睡眠は一回の食事より大切」という意味で、いかにこの時間に寝ることが大切であるかを表しています。
つまり、用事などで帰宅が遅くなった日に食べるか寝るか迷ったら、寝てしまったほうが体によいということです。
やりたいことは朝やればよし!
[chat face=”s_hari1.png” name=”ハリネズミ” align=”left” border=”none” bg=”red”]でも、やらなきゃいけないことがまだ残ってるよー[/chat]
[chat face=”s_icon2.png” name=”きく” align=”left” border=”none” bg=”red”] 片づけてから寝たいのよね[/chat]
私もかつては次の日に自分が楽なように、めどが立つところまでやらなきゃいけないことを片づけてました。
でも、それをやればやるほど寝る時間がうしろへずれ込んで、寝たのに疲れが残ってしまうことがしばしばありました。
そこで、早く寝たぶん早起きできるのだから、やりたいことを朝やるようにしました。
「ここは明日の朝やろう」と割りきれば、早く布団に入れるようになるものです。
睡眠の質を高めるには、少なくとも23時までには寝ましょう。
入眠時間のことをふくめると22時には布団に入りたいですね。
いかがでしたか?
電気が普及した現代は夜遅い時間でも活動できてとても便利ですが、逆に本来人間がもつ活動リズムを超えてしまう部分もあります。
「前から早起きしてみたかったんだ」と思う方は、ぜひ一緒に早寝早起きの生活をはじめましょう!
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