こんにちは!しのづかきく(@shinozukakiku)です!
そんな話しをはじめて聞いたのは、2週間に1度通っている鍼灸院で施術を受けていたときでした。
はじまりは、院長先生に言われた言葉から
私は2018年の7月下旬から、2週間に1度鍼灸院に通っています。
マタニティ、産後の患者さんが多いところなのですが一般の方も受けつけていて、私は大阪の講義で出会った愛媛で鍼灸院をされている先生に紹介され、そこに通うようになりました。
いろんな鍼灸院に通っても長続きしない私ですが、なぜかそこだけは通い続けることができている、不思議な鍼灸院です(笑)
施術と同時に食事改善にも力を入れているところで、冷え予防のためにアルカリ性食品をとると良いということも、この鍼灸院で教わりました。
初診で院長先生に診てもらった時、
「あなたは糖尿体質だから、お砂糖と果糖はなるべく食べないほうが良いですね」
と言われました。
たしかに母は糖尿病ですし、その日のお昼ごはんは、カプリコとプリンという体たらくでした。
でも、甘いものが大好きでやめられず、このままでは私も糖尿病になっちゃうかな?って悩んでたので、良いタイミングだと思い、その日から私はお砂糖・果糖を食べるのをやめました。
また、先生は「お砂糖をとりすぎると、血液がネバネバになるの」とおっしゃいました。
なぜなら、水に溶いて煮詰めるとネバネバになるからだそうです。
糖尿体質だからお砂糖・果糖をとるのをやめる、ということは理解できました。
でも、「血液がネバネバになる」ということはまだ良くわかりませんでした。
自分で体験してみないと気がすまない!
先生のおっしゃる通り、その日からお砂糖・果糖をやめてアルカリ性食品をとるようにしたら確かに冷えを感じにくくなったので、アルカリ性食品が冷えに効くことは実感できました。
でも、「お砂糖をとりすぎると血液がネバネバになる」についてまだ理解していませんでした。もし良い情報だと思ったらお客様にもシェアしたいし、それには自分がしっかり理解しとかないといけないと思いました。
その後、アルカリ性の食事について調べたていたところ、ご自身もアルカリ性の食事スタイルをされてた川島四郎さんという農学博士が書いた、「アルカリ食健康法」という本に出会いました。
その本を読み進めると、最後のほうにお砂糖と血液ネバネバの関係が書いてありました。
以下は先生の書いたことのまとめです。
「お砂糖はどの栄養素よりも吸収が早いすぐれたエネルギー源です。
ですが、あまりに早く吸収されるため、必要以上にとりすぎたり使われなかったりすると、体の中でピルビン酸(焦性ブドウ糖)に変わります。
この時ビタミンB1があればクレブス回路という、細胞が活動するエネルギー循環サイクルに入れるのですが、不足しているとピルビン酸(焦酸ブドウ糖)が尿酸へとかわり、血液が酸性にかたむき粘っこくなり、血流が悪くなる原因になるのです。」
ちょっと難しい…。
スポーツ選手がよく飲んでいるのを見かける、クエン酸のサプリ「メダリスト」を販売している、株式会社アリストのサイト「クエン酸サイクルとは?」を見ると、たしかにブドウ糖がピルビン酸(焦酸ブドウ糖)になってからクレブス回路に入っているのがわかります。
図を見ると、クレブス回路に入れなかったブドウ糖は、乳酸として残っています。
先生の本には「使われなかったピルビン酸は尿酸になる」と書いてあり「乳酸」ではなかったので、そこはもう少し調べなければと思います。昭和57年に出版された本なので、もしかしたらその後、ピルビン酸が尿酸でなく乳酸にかわることがわかったのかもしれません。
しかし、乳酸も尿酸もおなじ「酸」ということで、ありすぎると体が酸性に傾きやすくなる、ということは何となく理解できました。
お砂糖に罪はない、人間がうまくつきあえば良し
いかがでしたか?
これまで私は、食べものが酸性なのかアルカリ性なのか考えず、気楽に食事していました。
砂糖はたしかに血液がネバネバになる理由かもしれません。
だから、普通の生活の時はとらないようにして、激しく運動する時などの、エネルギーが大量に必要な時だけとるようにすれば良いのでは?と思います。
私は2018年の7月27日からお砂糖・果糖をとらないようにしていますが、その理由は「自分はお砂糖が大好きだから、必要な時だけ食べるという上手なことが無理そう」と判断したからです。少しならいいや、ということができないのです。
なので、お客様に「お砂糖をやめてくださいね」とは言いません。お体をみてさすがにお砂糖を取りすぎてるな、と思ったら言いますが(笑)
先ほども川島四郎先生がおっしゃっていた通り、お砂糖はすぐれたエネルギー源です。
糖尿病や生活習慣病の原因として悪者になりやすいですが、お砂糖自体に罪はないので、私たち人間が取りすぎないようにするのがコツかもしれませんね!
ではまた!
参考にしたコラムへのリンク
タニタの健康コラム「酸性食品、アルカリ食品って何?」
