「これほどお腹があったかいことって、今までなかったな…」
頭に寝グセをつけたまま、眠い目をこすりながらいつもの『おへその下が冷えてないかチェック』をすると、その朝はおなかがポカポカしていました。
そういえば昨日、Y先生に教えてもらった皮内鍼(ひないしん)をおへその下のツボに貼って寝たからかな。
「こんなに効果が出るなんて、正直思ってなかったなぁ」
朝からニヤニヤが止まらない私。
さっそくおなかが冷えてつらそうなお客様に体験してもらうことにしました!
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ところで、どうしておなかは温かいほうが良いって言われるの?
そうですよね。
おなかは温かいほうが良いのは何となくわかるけど、理由は何ででしょうか?
という素朴な疑問について、私がハマっている中医学の視点からみていきたいと思います。
私は関西中医学研究会に入っていて、大阪で行われるセミナーなどにたまに参加しているのですが、以前講師で来てくれた、中医学博士の邵輝(しょうき)先生がおへその下の冷えについてこんなことを言っていました。
邵輝(しょうき)先生は神戸の英ウィメンズクリニックという不妊治療をする所で、脈をみたり漢方を処方したりする漢方相談をしている方です。
先生が言ってたことを、ざっくりと話していきますね。
「冷たいものや脂っこいものを食べることの多い現代人は、エネルギーの消費不足も重なって消化しきれない滞った水分や脂肪が体にたまりやすくなっています。
このことを、中医学では「痰湿(たんしつ)」と言います。
余計な水分や内臓脂肪である痰湿は下腹部につきやすく、骨盤の中にある内臓を冷やして血流を悪くしてより冷えやすい体にしてしまいます。
特に子宮や卵巣に脂肪がつくのは、妊活をしている人には良くないとされています。
なので、ぽっこりお腹の人が妊活に良くないとされているのはそのためです。
おへその下が冷えてる人は痰湿の傾向があると考えて、お腹をあたため余計な水分や脂肪を外に出すことが大切なのです。」
どうでしょうか?
たとえ妊活してる人じゃなくても、痰湿がたまっている「冷え冷えぽっこりおなか」は良くないのがわかります。
では、どうしたら「ぽかぽかスッキリおなか」になれるんだろう?って私はずっと悩んでいました。
痰湿を追い出すのに良いって言われるお灸をたくさん使っても、施術の時間はたったの1時間だし。お客様が日常を過ごしてる時も体をあたためる方法を探していました。
それが、大げさかもしれませんが、N先生との出会いで見つかった気がしています。
さかのぼること一ヶ月前
外はザーザーと雨の降る音が聞こえてくる午後の施術室で、私はドキドキわくわくしながらウェルカムボードを出したり鍼の準備をしたりしていました。
Kamikeに施術を受けに来てくれるお客様が紹介してくれた鍼の先生が、今日お客様と一緒にうちに来てくださるからです。
もともとY先生のお客様だったN様は、体調を崩されご自身の治療院を閉めることになったY先生のかわりの鍼灸師を探してKamikeに来てくれるようになりました。
でも、Y先生の鍼の技術を途絶えさせたらもったいない、と思ったN様がY先生と私を引き合わせてくれて、嬉しいことに私はY先生から鍼のレッスンを受けることになったのです。
「はじめまして~」
高めでかわいらしい声のY先生と初対面!!
若干緊張気味の私。独立してから鍼を教わる機会なんてそうないから、色んな技術を物にするぞ!って気合が入っていました。
N様にベッドに寝てもらい、鍼の練習がはじまりました。
症状によって鍼を打つ所などを教えてもらい、先生が鍼を打つ様子をビデオに撮ったりします。
30分ほどたったあたりで、
「ねぇ、きくちゃん。これ知ってる?」
とY先生が皮内鍼(ひないしん)を見せてくれました。
勉強不足で恥ずかしいのだけど、私がこれまで目にしたことのないタイプの皮内鍼でした。ユニコというメーカーの平軸(ひらじく)皮内鍼といって、先生が持ってきてくれたのは、鍼の長さが3mm、5mm、7mmの3種類です。
写真は鍼の頭をピンセットでつまんでいるところ。
鍼の長さは7mmです。
皮内鍼とは、短い鍼の頭にテープがついてる鍼です。
体に刺したままにする種類の鍼で、体が鍼を異物だと思い押し出そうとすることで、血行などその場所の循環が良くなる効果が期待できるものです。
Y先生が持ってきたのはユニコというメーカーのもので、鍼の頭が大きく、それ自体が体の中に入っていかないようにできいました。
長さも、これまで私は使っていたセイリンというメーカーの0.9mmのものより、ずっと長い!
私 「えっ?これ何?見たことないです!」
Y先生 「この皮内鍼は、施術の効果が長くもつのよ」
大ベテランのY先生に言われても、効果が長くもつのかなんて、私にはすぐには信じられませんでした。
だからその日の夜、鍼を刺す練習もかねて冷えを感じやすい自分のお腹に刺して寝た、というわけです。
いつもなら、ほんの少し冷えを感じただけでおへその下がヒヤッとしてしまうのだけど、今朝は信じられないくらいポカポカしている!!
もちろん鍼を刺しっぱなしにしてるのだから、洋服ですれたり物にぶつかったりするとチクッと痛みを感じることはあるけど、この皮内鍼を使えば、お腹が冷えてだるさを感じるお客様を楽にしてあげられるかもしれない!
喜びが体の中から湧いてきました。
さっそくお客様にユニコの皮内鍼を体験してもらいました!
さっそく、このところの寒さにやられて元気が出ないというお客様が来院したのでお腹をさわってみたら、案の定ひんやりしていました。
「これでは相当だるいはずだな…」
元気の出るツボを温灸してから全身を施術した後、帰りぎわにお客様に説明してからお腹のツボにユニコの皮内鍼を入れました。
1週間後、お客様の2回目の来院。
恐る恐るおへその下をさわってみると…
やったー!!!お腹がポカポカしていました!!
私 「おへその下があたたかくなってますね!」
お客様 「うん、すごくポカポカしてたよ!この鍼すごいね、また刺してくれる?」
お客様もすっかりユニコの皮内鍼を気に入ったみたいで嬉しいです。
皮内鍼を刺してから、ずれないように上から四角に切ったサージカルテープを貼りますが、かゆくなければ1週間ぐらいつけっぱなしで大丈夫です!
もしチクチクする痛みが強い時は、すぐ外してもらうように伝えています。
ぽかぽかスッキリおなかになれる「皮内鍼」を体験してみませんか?
この「おなかの皮内鍼」は女性特有のツボに刺してるので、お腹の冷えを感じやすい人はもちろんのこと、妊活してる人にもおすすめできます。
女性に嬉しいツボへの皮内鍼、ぜひ体験してみてくださいね!!
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